世間ではじわじわと大沢たかお祭りが侵食していた2025のGW。我が家では“ガンニバル”祭りが開催された。1話を見てしまえば最後、物語の謎が解き明かされるシーズン2まで止まらない。寝る前は「あと一話だけみよう。」と言っておきながら三話分みた深夜2時。「ごはんできたよー」では起きないが「ガンニバルの続きみるよー」で飛び起きる朝8時。家族全員を魅了したガンニバル、なぜこんなにも心惹かれるのか。
(以下考察•ネタバレを含む)
1本撮りのプロローグ
ドラマの始まりは理性の壊れた警察官が、「お前らはひとを喰ってる、、、!」と叫びながら、ある屋敷に乗り込む場面から。屋敷では誰も相手をせず、数名が家の中からビデオカメラをもってその一部始終を撮影している異様な光景。そして場面は変わり洞窟の中、何かを発見した警官はその真実を伝播する暇もなく、何者かに鎌で殺される。
このプロローグには正気さがひとつもない。何を言っているのかわからないし、何が起こっているのかもわからない。ただこの警官は何か真実を知ってしまって“消された”のはわかる。頭がおかしくなった人、というのを現実では見たことがないのだけれど、
あれは正真正銘、頭がおかしくなった人だった。
この村、なにかおかしい
警官が失踪したということで、後任の駐在員(阿川大吾(柳楽優弥))が妻(吉岡里穂)と子供(志水心音)と一緒に供花村に転勤してきた。小学校の全校生徒は10人ほどの規模の村、村の一員として温かく歓迎された。ただ「後藤家にはかかわるな」と。どうやらこの村には後藤家という一家が村を統治していた歴史があり、皆が逆らえない立場にいるようだった。しかし、赴任してすぐに山で老婆の死体が見つかり、身元が後藤家当主であった後藤銀(倍賞美津子)であることがわかる。クマに襲われたと主張する後藤家だったが、腕には人間の歯形が。後藤家を畏怖する村民、何かを隠している後藤家、これらに疑念を持った阿川は独自で捜査を進める。
供花村での行動内容は村民には筒抜けだ。それだけ小さなコミュニティということだが、実は村の長老さぶさん(中村梅雀)が監視しているからであった。さぶさん、あんたは悪い奴だと思っていたよ。伝言ゲームの全国大会があったら、供花村の村民が優勝するだろう。
このドラマを見ていて気持ちが良いのは、阿川の勘の鋭さだ。(とキレ芸)家族しか知りえない情報を村民が知っていたときは、一発で「あいつら盗聴してる!」と気づきキレた。後藤銀の死体にあった人間の歯形然り、ドラマを見る人が気づくよりも先に阿川が違和感に気づく構成に爽快さがあった。
関わってはいけない後藤家
後藤銀を襲ったとされるクマ狩りに阿川も参加することに。クマの内臓からは銀が身に着けていたメガネが見つかり、犯人はクマということでこの出来事は終結した。
と思いきや、クマの腹を切り裂き生肉を食べ始めた後藤家。銀を食べたクマを食べることで、“銀が血と肉となり自分たちの中で生き続ける”という食葬の文化を持つ一族であることがわかった。
村民には「後藤家に関わるな」と言われていた阿川だったが、失踪した警察官の娘:すみれ(北香那)が現れ、「父が失踪した日、父は後藤家に行っていた」という事実を告げられる。後藤家が失踪した警察官の居場所を知っている可能性があり後藤家に乗り込むも、後藤家の人間に手段を問わず攻撃され、“なにか隠している”疑念が確信に変わる。
そんな中、突如現れた2mの大男に阿川は襲われ、気を失ってしまう。
この大男は作中で“ある人”と呼ばれており、ひどく不気味な造形をしている。1話で阿川の娘ましろと接触しており、ましろが手渡した琥珀羹と交換で口に加えていたものを手渡した。人間の指だった。見ている側はこの大男が人喰ってるじゃんと、ましろ早く逃げなさいと、あなたなんでそんな冷静にお菓子あげれるのと、ましろの子役の子のメンタルは大丈夫かなと、感情が目まぐるしい。その大男に阿川は襲われたのだから、こちらも黙ってみているわけにはいかず、急いで次の話へエンドロールをスキップ。

ディズニープラスの独占配信であるガンニバル。地上波では見せられないよー><な攻めたシーンが印象的で、それがとてもリアルで。架空の村の話なのに、どこか現実でありそうで、何回か検索してしまった。
“日本 食人 村” “カニバリズム 日本” (ヒットしなかった)
まだ書き留めたい魅力は次回に更新、と。